書評
映画版とはまた違う、不穏な文体が魅せる冒険譚。 アメリカを代表するホラー作家スティーヴン・キング氏の大傑作である。そう、キング氏は元々ホラー作家だ。本作では少年たちのひと夏の思い出話が語られるが、物語の行間のあちらこちらに不穏な雰囲気を感じ…
表紙絵のザラついた色彩も最高! 言わずと知れた映画「2001年宇宙の旅」の小説版。映画では説明されなかった謎めいた部分が、本書では詳細に記されている。何故人類は土星(映画では木星)に向かったのか? 石板「モノリス」の謎とは? 船内コンピュータ「HA…
ハヤカワ文庫版の表紙は生頼範義氏のイラスト。平成ゴジラシリーズのポスターの人ですな。 圧倒的。何故こういう物語を思いつくのか。素晴らしいにもほどがある。 作者はアイザック・アシモフ氏。かの名作「我はロボット」(著者未読、すいません。。。)の…
今までの人生で、何度読んだかわからない。 時折、気が向いたときにパラパラとページをめくり、開いた箇所を読む。読んだ後、この小説の主人公のように振舞いたくなる。そんな小説だ。 「風の歌を聴け」は村上春樹のデビュー小説である。当時、バーを経営し…