極楽記録

BGM制作受け付け中! BGM制作事業「キリカ工房」の主、ソロユニット「極楽蝶」の中の人、ユニット「キリカ」のギターとコンポーザー、弾き語りアーティスト、サポートギタリスト、編曲者のサエキの記録

「デスペラード」、「ベンチュラハイウェイ」、名曲たち。

イーグルスの「デスペラード」をよく聴いている。

義理父のバンドでよく演奏されるのだけれど、先日の軽井沢ライブを見た後で妻が「私も歌いたいのでギターを弾いてほしい」と言ってきた。

歌詞カードとコード譜を義理父から頂き、練習している。

 

しかし参ったな。デスペラードって「ならず者」という意味だし、てっきりギャングやチンピラの孤独を唄った歌だと思っていた。アントニオ・バンデラス主演の同名の映画の影響もあったし。

 

よくよく歌詞を読んでみると、まったくそんなことはない。

どちらかというと、ふさぎ込んでしまって外に出られなくなっている友人を励ますような歌だ。訳詞を見てると泣けてくる。

 

ふさぎこんでいる「ならず者」に対してこの歌詞の主人公は「フェンスを降りて、ドアを開けるんだ」「誰かに愛されるために行け」と促す。

他にも「ダイヤよりもハートのクイーンを選べ(お金よりも愛を選べ、の暗喩)」、「君のテーブルの上には素晴らしいものが沢山あるだろ?」、「手に入らないものばかり欲しがるなよ」等など、思わずはっとさせられる名言の連続。

 

「ならず者」って訳すのは変だね。「悩める友」みたいな風に訳した方が良いのかも。ちょっと古臭い言い方だけれど。

 


Desperado - Eagles

 

 

義理父たちのバンドが演奏する曲の中での僕のお気に入りはこの曲。

 

Ventura Highway

 

前半のギターフレーズ、メジャーセブンスコードの爽やかさが印象的。

旅人に語り掛けるような歌詞。中盤から疾走感に乗ってしっかりと助走を取り、「Did,did~」のスキャットの部分で一気に広がりを持たせる。

青い空と渇いた荒野、流れる車窓を連想させる。

こういう、風景を連想させる曲が好きだ。ヘッドフォンを付けたまま別の次元に行ける気がする。巷じゃラヴソングばかりでこういう曲が少ないからね。

 

名曲揃いのフォークロック。まだまだ出会えていない曲がありそうだ。