閉店前にウェアハウス川崎店に行ってきた。
マジで最高でした。仕事の関係で今、資格取得のため毎週火曜は学校に通っている。連日の激務に加え貴重な休みは学校で潰れるという悪夢のような現実を過ごす私に、ウェアハウス川崎店はご褒美以外の何物でもなかった。もう一回言うけどマジで最高でした。
ウェアハウス川崎店は、かつて香港に存在した集合住宅である九龍城砦(クーロンジョウサイと読むらしい)をモチーフにしたゲームセンターだ。雑多で猥雑な魅力を持った九龍城砦に魅了されたクリエーターは数多く、サイバーパンク小説や漫画をはじめ様々なコンテンツにそれをモチーフにした建造物が登場する。
実際の九龍城砦はこんな感じ。
↓
そんなカオティックな世界が広がる九龍城砦。その世界観をウェアハウス川崎は見事に再現したのだった。
サビ加工まで忠実に再現。話によると、家庭ごみをわざわざ香港から空輸したという話もある。ものすごいこだわり。
ここゲーセンだぜ? 信じられないよね?
映画「恋する惑星」のブリジット・リンのような一枚。
王家衛の映画、10代の頃ものすごいハマったな。カッコよかった。
色々なメディアで言われていることだが、閉店に関しては経営的なことではなくテナント契約の期限によるものらしい。要は、大家さんとの契約が切れるから。
斜陽と言われて久しいゲームセンター業界で、コンセプトで勝負に出たウェアハウス川崎。閉店すると聞いて初めて聞いたけど、こんなに楽しい場所だと知っていたら何度でも立ち寄ったと思う。日頃の疲れも飛ぶほど楽しい一夜だった。
知らなかったことが悔しいし、閉店が名残惜しい…。
気になる方はぜひ行ってみてください。閉店は今月17日までだそうです。急げ!