極楽記録

BGM制作受け付け中! BGM制作事業「キリカ工房」の主、ソロユニット「極楽蝶」の中の人、ユニット「キリカ」のギターとコンポーザー、弾き語りアーティスト、サポートギタリスト、編曲者のサエキの記録

MIJ HYBRID 60S JAZZMASTER by Fender を買った。やっとまともなギターを持てた話。

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念願叶って購入しました。

 

コロナの自粛ムードが続く今日この頃。正直に書くと、私自身も中々活気が出ない日々が続いていた。仕事中は割り切れるのだけれど、家に帰るとグッタリと潰れるように過ごす日々が続いていた。

大好きな創作も、あまり捗らない。せっかくボーカロイドを始めたものの、今は止まってしまっている。その他にも、極楽蝶でのアイディアもあるにはあるが、動かせずにいる。これは自分としては一大事である。好きなものに活気を見出せなくなる時ってのはかなり精神的にキテる時である。

 

そんな自分に喝を入れるべく、新しいギターを購入した。上記の画像のものである。

 

以前から「ちゃんとしたギター買わなきゃな」とは思っていた。これを買う前に持っていたギターといえば、生まれて初めて買ったエレキギターであるFERNANDESの「JG-55S」と、私といえばお馴染みのBURNSの赤いストラトキャスター。どちらも5万円以下。長年使用でネックも曲がってきている。とても使いものにならない。バンド「dropsfilm」のレコーディングの時なんて、ボーカルのヤマムラさんからギターを借りて録音していたくらいである。長年使用していてこんなこと言うのも悪いのだけれど、二本ともグレードが低いし音色のクオリティも期待できない。

 

これから先もこれらのギターを使い続けることに不安を感じていた。

去年あたりからコツコツと貯金をするようになった。「ジャズマスター貯金」である。

夏のボーナスもいただき(今年は少なかったぞ! 大激怒!! もらえるだけマシだと思えとか言うなよ!! 一労働者として真剣に怒っているぞ!!)、懐に余裕ができたので購入に至った。

 

 

購入の際、トラディショナルのジャズマスターも比較のため試奏させて頂いた。

こちらも人気機種である。

 

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お馴染みのサンバーストカラー。ジャズマスターといえばこの色。

試奏してみたときは、正直あまり良い音だとは思わなかった。「これがどうして人気なのだろう」とさえ思った。楽器屋さんの調整の問題なのだろうか? かなりノイズが乗っていたし、音がキンキンと響いた。

これがジャズマスターか、これが「良い音」とされているのなら、次に弾く本命のギターの音も不安になるな、と思った。

 

そして、次に試奏したのが本命のこちら!

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弾いた瞬間に音が「バリン!」

「うお! これは! 全然さっきのと違う!!」

 

同じ機種とは思えないほどパワーがあった。コードを弾いてみたら圧倒するほどの音圧を感じた。単音で弾いても図太い音が出る。ピックアップをセンターに設定するとクリーントーンがきらびやかに響いた。先ほどのトラディショナルにあった耳障りなキンキン音がない。

 

「これこれ! こういうのが欲しかったんだよ!」と有頂天! その後も10分くらい試奏していた。

 

どうやら、トラディショナルのものとはピックアップが違うようである。慌ててスマホで調べると、本命である「hybrid」の方は、Fender America製品と同じV-Modピックアップを使用しているのだとか。なるほど、音の太さが段違いだ。

 

家に帰って鳴らしてみても、その図太い音色への感動は薄れず。今まで持っていたギターたちが過去のものとなった。二本のマイギターよ、私を育ててくれてありがとう。

 

しかし、味気ない話なのは、やはりクオリティというのはカネで買うしかないのだろうかね。少し前まで「楽器は値段じゃなくて、どう弾くかだ!」なんて思っていたのだけれど、10万円以上掛ければグンとクオリティが上がる。うーん、こいつは何とも悔しい話だねぇ。

 

最近は休日でも活気がなくて、ギターを弾くことは無かったのだけれど、ここ最近はこのジャズマスターをガンガン弾いている。最近はギターを弾かずに過ごしていたので、腕が確実に鈍っている。指の動きが思うようにいかない。リハビリが必要だ。

でも、鈍っていた腕を回復させたら、そろそろ創作も再開したいところ。コロナで落ち着かない日々が続くが、無理せず一歩一歩再開していこうと思う。