Audiostockにて新作BGM販売開始しました! 昇進して、改めて考えた人生でやりたいこと。
BGM販売サイト「audiostock」さんにて、新曲を販売させて頂きました。
下記に音源とサイトのリンクを貼ります。
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ピアノ主体の、切ないコード進行の楽曲です。
個人的には「秋らしい切なさかな?」と思っています。
タイトルは「a solitary knight」。ひとりぼっちの騎士。曲自体は9月頃に出来ていて、タイトルが思いつかなかった。でも、先日「ロックハート城」に行ったときに見た、人が立ち入れない狭い空間にいる甲冑(ナイト)が印象的で、それをそのままタイトルに使わせていただいた。独りぼっちの騎士は、一体何を守っているのだろう?
動画BGM、VTRでのBGM、結婚式の動画や演劇での劇伴など、様々な用途にお使いいただけると思います。
これからもBGM制作、依頼楽曲のアレンジ等、力を入れていきたい。
本業の方でターニングポイントがあった。
早い話が昇進した。ありがたい話だが、上長と面談した際に一度自分の人生について考えさせられる場面があった。
「殆どの日本人は行き当たりばったりの人生を歩んでいる」
「明確なビジョンを持っていない人間が多い。例えば、何歳までにこれを成し遂げて、とかね」
「若い人間にはもっとアンビシャスを持ってほしい。」
「君はどうなりたい? 社内で君が目指しているポジションは?」
色々聞かれたのだが、自分は今いる会社でどうなっていくのかが想像できなかった。
面談してくださった上長とは別の、直属の上長がやっていることを見て、このまま仕事をしていけば、その上長のポジションを自分は目指すことを求められるのだろうと思う。
しかし、その上長の仕事量を見ていると、それを自分がやるなんて到底考えられない。
仕事に殺される、と本気で思う。
学生の頃から、僕は大人になることが嫌だった。自分の好きなこと、得意なことをやる時間が仕事に奪われる。なんのための人生だろう。
昔から、日本の仕事に対する在り方に疑問を持っていた。あまりにも多すぎる仕事量、それに比べて少なすぎる対価。
世界中見渡しても、こんなに労働意欲の高い国民性を有した国は無い。「日本人は働きすぎだ」とよく言われている。それなのに、どうしてだろう? 国際競争力は年々落ちている。こんなに皆頑張って残業して働いているのに、どうして日本は経済的に落ち目なのか?
家も買えない、車も買えない、結婚もできない、そんな話をよく聞く。
何故だ? こんなに働いているのに。国民総出で満員電車に揺られて戦っている。それなのに、なぜこんなことが起きる? どうして我々は貧乏なままなのか。
何か構造的な欠陥があるような気がしてならない。
僕は今、介護業界で働いている。ビジネス的な観点で考えると、この業界ほど利益を稼ぐことが難しい業界はないと思う。
介護にはカネがかかる。行政も絡んでくるので「大儲け」は難しい。
どことなく「カネ儲け=悪」という考えもあるように感じる。
というか、この「カネ儲け=悪」という考え方こそが諸悪の根源ではないだろうか?
それこそ、日本社会全体でこの風潮があるから、我々は貧乏なままなのではないだろうか?
そんなわけで、一通り自分の人生について考えた。このまま雇われの身で良いのかどうか。
僕には夢がある。
それは、音楽制作やアレンジ依頼、動画制作、老人ホームの音楽レクリエーション派遣業務等、自分のできることを駆使して個人事業主として暮らしていくことだ。
いままでこういったことを書いたことはない。一部の人にしか話していないことだ。でも、こういうのって口に出して言った方が良いんだってね。
自分のこの先の人生を考えて、自分には本業の他にも、人の役に立てる能力があるのではないかと思う。36歳にもなって、やっと自信みたいなものが芽生えてきた。
上長が言った「行き当たりばったりで考えるな」や「アンビシャスを持て」という言葉は、きっと「この会社でキャリアを積んでいけ」という意味だったかもしれない。
しかし、僕の人生のやりたいことはそこにはない。他にももっと、できることあるよ、俺。漸く、そんな風に自分に自信を持つことができた。
ただ、今すぐ動くことはできない。今の状態で、今後のことを考えて、戦えるだけの道具と資格を手に入れていこうと思う。ペーパードライバー卒業もそうだし、あと、レクリエーション介護士の資格も考えている。そもそも現段階ではコロナが収束しないと派遣営業は難しい。段階的に、自分のやりたいことをやっていきたい。
頑張るぞ、俺。