極楽記録

BGM制作受け付け中! BGM制作事業「キリカ工房」の主、ソロユニット「極楽蝶」の中の人、ユニット「キリカ」のギターとコンポーザー、弾き語りアーティスト、サポートギタリスト、編曲者のサエキの記録

ボカロオルタナティブ祭2023冬、お疲れさまでした。

 

サムネイルのイラスト「雨降りと最終列車」は投稿サイト「piapro」にて絵師「ぱもぎゅ様」よりお借りいたしました。 

 

 

 

 

 

 

 

 


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「ボカロオルタナティブ祭2023冬」にて新曲投稿しました。

タイトルは「地下鉄のアリス」。聞いてくださった皆様、ありがとうございました。

 

ボカロ曲を作って投稿するのは前回の「ボカロオルタナティブ祭」以来だった。

とはいえ、音楽から遠ざかっているわけではなく、依頼を受けてBGMを作ったり、他のボカロP様の曲にギタリストとして参加させていただいたり、イベントに呼ばれてギターを演奏しに行ったり歌ったりと、相変わらず音楽活動は続けている。自分の活動のみに固執していないだけである。

これからもフットワークを軽くして音楽と向き合いたいと思う。

 

 

さて、

 

「地下鉄のアリス」という曲について。

 

題材に選んだのはタイトル通り「地下鉄」と、「不思議の国のアリス」。

 

地下鉄というのは題材として面白いと思う。つい最近でも地下道を舞台にした「8番出口」という名前のゲームが話題になっていましたね。かくいう私も「地下鉄」「地下道」には魅力を感じている創作者の一人だ。「無意識への埋没」、「異界への入り口」、「現代の未知なる迷宮」等など、どこか不吉で奇妙な魅力を感じる。

 

不思議の国のアリス」も、主人公アリスが不条理で理不尽な夢の世界に迷い込む話だ。現代版でアップデートしようとすれば、舞台を地下鉄に設定しなおして再構成するのは悪くない選択だと思う。

 

25年ほど前に「チューブテイルズ」という映画を観たのだけれど、その映画もロンドンの地下鉄を舞台にしたオムニバス映画だった。当時高校生だった私は、イギリス映画のセンスの良さに夢中になった。とりわけ、ロンドンっ子たちのジップアップブルゾンの着こなし(ジャージのトップスのファスナーを首までしっかり上げて着る)が、当時のわたしにとってはものすごくカッコよく見えたのだった。ニコニコ動画で発見したのでチラッと観てみたが、やっぱりカッコいいね。DVDがあるようなので探してみようと思う。

 

不思議の国のアリス」は、もう言わずとしれた名作中の名作。私も好きだし、避けては通れない。これからも題材に選ぶと思う。

子供のころにCBSで制作されたドラマを見たのだけれど、これもとても素晴らしかった。大学に入って授業の関係で原作を読んだのだけれど、子供のころにこのドラマを見ていたおかげで、ストーリーがすんなりと頭の中に入っていったのを覚えている。

 

そんな名作たちを下地にして、自分なりに曲を作ってみた。最後はサビの英語について。

 

 

フフフ。どうやら私は英語を間違えてしまっているようだ。

 

そうそう、自分で気が付いたので書いてしまうが、

 

"i couldn't find no other way out."の部分。

グーグル翻訳にかけると「ほかに道を見つけられませんでした」と翻訳されるのだけれど、これ、二重否定文だから、肯定文になる可能性もあるんだよね。

つまり、

「ほかに道がないことを見つけられなかった」→「ほかに道があった」

と訳される可能性もある、というか、そちらがむしろ正しいんだよね、きっと。

 

まあでも、ローリングストーンズの「サティスファクション」も冒頭で、

"i can't get no satisfuction."

と二重否定文が使われているが、これがどういうわけか「満足できない」と訳される。二重否定なのに肯定文にならないんですよね。最終的には文脈を見て判断する、ということなのかな。

 

英語は本当に難しくて奥深くて、そして面白い。

 

まだまだ勉強が足りませんな。

 

さて、最後に引用をいくつか貼り付け。

まずは「チューブテイルズ」。やっぱり今観てもカッコいい。オムニバス形式の映画で、とりわけ一番最後のストーリーが胸に残る。やはり地下鉄を「異界」として定義している。

 

 

 

 

そして、こちらはCBSのアリス。ジャバウォッキーの着ぐるみ感など、全体的に予算の少なさを感じるが、やはりこれも最後の歌が泣ける。子供のころに自分を支えてくれたもの、それは想像の世界の住人達。私もそうだったかもしれない。彼らのことは、いつまでも忘れずにいたい。

 

 


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というわけで、年内はこれにて閉店。また来年お会いしましょう。