気候変動シンガーソングライター曲紹介 「ガイアポップ」について。
さて、ここからは少し自分の制作過程についての話をしようと思う。
証さんから制作開始の「ゴーサイン」が出たのが去年の9月、ギターと歌の音源データが届き始めたのが10月。制作終了が今年の2月。制作期間に5か月ほど使った、ということになる。これは証さんのアルバム制作に於いては最長期間だ。気が付けば長かった。ほえぇ…。
それもそのはず、まず単純な話今までよりも曲が多い(いつもは多くて5曲だが、今回は9曲!)。関わっている演奏者やボーカリストは私以外にも数名様いらっしゃる。皆さまご都合というものもあるため、素材が集まるのも時間が掛かる。
5か月間、私も身延へ旅行に行ったり、カラオケ音源の依頼を受けたり、ワクチンの副反応で高熱が出たり、他の業務や事業など色々とあった。でも、手が空いた時はいつもこのアルバムのことを考えていた。
休日はギターとキーボードとPCを前に、「これはどうかな? あれはどうだろう?」とワクワク考える日々。
5か月間、私にとっても大きな実りある時間だった。証さんには感謝ですな。
時間をかけた分、良いものができたという自負がある。繰り返すようだが、やはり今までで最高傑作だ。現時点でできることは全てできた。作品作りはいつだって総力戦だが、今回もまた然り。
本当なら全曲紹介したいところだが、生憎時間も限られているため、特別私が思い入れのある曲について記していくことにする。
ガイアポップ
上記動画は制作中のものです。
まず、証氏のアコースティックギターの音の迫力に驚かされた。イントロからいきなり「ジャン!」と鳴らされる音に圧倒された。本来なら少し調整すべきなのかもしれないが、歌詞の考慮してそのまま採用した。
「ガイアポップ」、タイトルに「ポップ」と付いているが、この曲の証氏のアコースティックギターには独特の切迫感と緊張感がある。
それもそのはず。歌詞を見れば、その緊張感と切迫感の意味がお分かりいただけるだろう。
この歌の歌詞に出てくる「君」について、考えながら音を加えていった。
「君」は、いつも不安にさらされている。
否定された体験や、誰にも頼れない恐怖。そういったものが、彼を苦しめる。
閉じこもってイメージするのは「本当に行きたい世界」
そんな彼のことを、森の木や風が励まし続ける。
そして、彼がどんな心境の中にいたとしても、夕日はいつだって綺麗なままだ。
自然は、いつだって変わらない。誰に対しても、何に対しても平等だ。
悲痛な中にも、美しさと力強さを秘めた歌だ。
私が加えたのは、風をイメージしたギターのノイズ、「夕暮れの帰り道」を連想させるギターソロ。サビで鳴らされる、段々と降りてくるピアノ。
パーカッションもシンプルにまとめた。証さんのライブを見たことのある方なら、聞きなじみのある雰囲気だと思う。実際、そういう雰囲気を狙って仕上げてみた。
まずは一曲紹介。他はまたお時間のある際に。
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